◇ RELICS The recur of "ORIGIN" をディスクレス化する ◇

Last update : '05/07/19

 (株)ボーステックの『RELICS - The recur of "ORIGIN" -』(Windows) は CD-DA で BGM を 鳴らしているのですが、我が家のドライブだと一分おきにディスクの停止→再回転が行われそのたびにゲームが止まるので鬱陶しいことこの上ありません。
 そこで例によって _inmm.dll の出番なのですが、このゲームは曲のループ判定の仕方にちょっと癖があるのでそのまま適用しただけでは正常に演奏されません (イメージ化して DAEMON Tools に読ませた場合も同様みたいです) 。
 よって改造。ついでにCD上のムービーファイルもHDDに入れて完全なディスクレス起動を目指します。

○適用対象

 以下のファイルで確認しています。
 「バージョン」はexeファイルのプロパティに記載されている値です。

ファイル名ファイルサイズタイムスタンプバージョン
relics.exe393216 bytes1999/12/07 12:09:261.0.0.2
393216 bytes2001/01/11 17:22:361.0.0.3

 Web上で入手できる最新パッチ (公称バージョン 1.10) はexeのプロパティ内の表記で言うと 1.0.0.2 に相当します。
 パッケージによってはこれより新しい 1.0.0.3 相当パッチが適用された状態で出荷されています。
 この二つのバージョンでは、変更するアドレス・内容に違いはありません。

○手順

  1. _inmm.dll適用を済ませたあと、relics.exe を以下のように書き換えます。
    アドレス変更前変更後備考
    00203Ah 0F 8E BA 00 00 00 90 90 90 90 90 90*1
    00219Dh 74 1B 90 90
    0021A5h 75 13 90 90
    0021B1h 74 EB
    04A377h 63 75 72 72 65 6E 74 20 74
    (文字列 "current t")
    70 6F 73 69 74 6F 6E 00
    (文字列 "position"+0x00)
    04A388h 61 3A 5C
    (文字列 "a:\")
    2E 5C 00
    (文字列 ".\"+0x00)
  2. CD-ROM上の「VERSION」というファイルをインストール先 (標準では \Program Files\RELICS\) にコピーします。
  3. CD-ROM上の \relics\avi\ 以下のファイルをフォルダごとインストール先にコピーします。
    (\Program Files\RELICS\relics\avi\ のような構造になります*2)

*1 : CD-ROMドライブが一基もない環境対策 (ドライブのある環境でしか起動しないなら省略可)

*2 : relics.exeの 04A458h 以降にある文字列 "relics\avi\" がムービーのあるフォルダ名を表しているので、RELICS\ の下に relics\ を作るのが気に食わない人はこの部分をお好みで書き換えて下さい。