Last update : '05/07/19
(株)ボーステックの『RELICS - The recur of "ORIGIN" -』(Windows) は CD-DA で BGM を 鳴らしているのですが、我が家のドライブだと一分おきにディスクの停止→再回転が行われそのたびにゲームが止まるので鬱陶しいことこの上ありません。
そこで例によって _inmm.dll の出番なのですが、このゲームは曲のループ判定の仕方にちょっと癖があるのでそのまま適用しただけでは正常に演奏されません (イメージ化して DAEMON Tools に読ませた場合も同様みたいです) 。
よって改造。ついでにCD上のムービーファイルもHDDに入れて完全なディスクレス起動を目指します。
以下のファイルで確認しています。
「バージョン」はexeファイルのプロパティに記載されている値です。
ファイル名 | ファイルサイズ | タイムスタンプ | バージョン |
---|---|---|---|
relics.exe | 393216 bytes | 1999/12/07 12:09:26 | 1.0.0.2 |
393216 bytes | 2001/01/11 17:22:36 | 1.0.0.3 |
Web上で入手できる最新パッチ (公称バージョン 1.10) はexeのプロパティ内の表記で言うと 1.0.0.2 に相当します。
パッケージによってはこれより新しい 1.0.0.3 相当パッチが適用された状態で出荷されています。
この二つのバージョンでは、変更するアドレス・内容に違いはありません。
アドレス | 変更前 | 変更後 | 備考 | |
---|---|---|---|---|
00203Ah | 0F 8E BA 00 00 00 | → | 90 90 90 90 90 90 | *1 |
00219Dh | 74 1B | → | 90 90 | |
0021A5h | 75 13 | → | 90 90 | |
0021B1h | 74 | → | EB | |
04A377h | 63 75 72 72 65 6E 74 20 74 (文字列 "current t") | → | 70 6F 73 69 74 6F 6E 00 (文字列 "position"+0x00) | |
04A388h | 61 3A 5C (文字列 "a:\") | → | 2E 5C 00 (文字列 ".\"+0x00) |
*1 : CD-ROMドライブが一基もない環境対策 (ドライブのある環境でしか起動しないなら省略可)
*2 : relics.exeの 04A458h 以降にある文字列 "relics\avi\" がムービーのあるフォルダ名を表しているので、RELICS\ の下に relics\ を作るのが気に食わない人はこの部分をお好みで書き換えて下さい。