全てのピースを8×8の正方形の枠内に隙間なく詰めることができればクリア。
ただし必ずチェック模様になっていなければなりません。
ポリオミノの箱詰め問題は過去より現代にいたるまで非常に人気の高いパズルです。
「ポリオミノ」という用語は1953年に Solomon W.Golomb が確立して広まったものですが、パズルそのものはさらに一世紀ほど前から脈々と流行が続いていました。
そしておそらく考案者はチェス盤やチェッカー盤を分割するというアイデアからこのパズルをひらめいたのでしょう。正確な起源は定かではありませんが、ポリオミノパズルはかなり早期からチェック模様を作る問題と結びついていたようです。
1880年にはアメリカで Henry Luers がチェッカーボードパズルの特許を取得しています (No.231963) 。
このOテトロミノ1個+全ペントミノ12個という構成を作ったのは1907年の Henry E.Dudeney が最初とされます。
これはデュードニーの作を踏まえて芦ヶ原氏が独自にアレンジしたものです。白と赤の配置を変えただけのように見えますが、オリジナルよりもぐっと難易度が上がっています。
のち『パズル通信ニコリ』第22号 (1988) では懸賞問題として出題されました。