いわゆるソリティア (ペグ・ソリティア) 。ボールを次々に跳び越して減らして行き、最終的に一個だけにできればクリアです。
開始前にボールを一個取り除きますが、最後に残す一個は必ずここに来るようにしなければなりません。また9手までの手数制限がつきます。
ソリティアすなわち「一人遊び」という語義通りの名前で呼ばれるこのパズルはフランス生まれと言われますが、その起源は定かではありません。一説には Pelisson なる学者が考案してルイ14世に教えたとか、バスチーユ牢獄の囚人が退屈しのぎに開発したなどと伝えられています。
Claude-Auguste Berey の1697年の版画にはソリティアを遊ぶ女性が描かれており、これが現存する史料としてもっとも古いものです。
また、文章において初めて言及されたのは1710年、『Miscellanea Berolinensia』誌上のライプニッツの論文とされています。しかしいずれにしても、これらよりもさらに古くから存在したであろうと推測されています。
ちなみに芦ヶ原氏によればこの六芒星状の配置は氏のオリジナルだそうです。かつては東洋ガラスから同名の製品が市販されていました。