常に上二つの数字の差が真下の数字となるように番号札を並べるパズル。
2段から始まり、最終的に5段を完成させることができればクリアです。
ビリヤード球三角形 (pool-ball triangle) とも呼ばれ、The Colonel こと George L. Sicherman が考案した問題。書籍ではガードナーの著書において取り上げられたのが初出とされます。数学では絶対差分三角形 (absolute difference triangles) という言い方をするそうです。
発表後まもなく6〜8段の解は存在しないことが発表されています。最終的には1977年、張鎮華 (Gerard J.Chang) ら四名の論文により6段以上すべてについての不可解性が証明されて完結を見ました。
これより前の研究としては9段以上の不可能性を証明した Herbert Taylor、差分三角形の一般的性質についてまとめた Charles W.Trigg などが代表的です。ゴロムなども興味を持って拡張研究をしていたようです。